横浜・旧大口病院の連続点滴中毒死事件 31歳の元看護師に逮捕状請求 <地図あり>

2016年に神奈川県横浜市の旧大口病院(横浜はじめ病院に改称)で点滴の薬剤などに異物が混入され入院患者2人が連続して不審死した事件で、そのうちの1件について31歳の元看護師の女が任意同行で犯行を認める供述を始め、逮捕状が請求されました。




2ヶ月で50人死亡

2016年、神奈川県横浜市・旧大口病院で入院患者の中毒死が連続して発生。

旧大口病院は、もともと重篤患者を優先的に引き取る施設であるため、複数の患者が同じ日に亡くなるのは珍しいことではありませんでしたが、一度に亡くなる患者が集中しすぎていたので注目され始めました。

また、亡くなった患者が特定の階に集中していたことも不審に思われました。

『大口に入ったら死ぬ』という噂も流れるようになりました。

一部報道によると、「4階だけで2カ月間に50人が死んだ」という証言もあるそうです。

元看護師の直接の逮捕容疑

2016年9月18日、西川惣蔵さん(享年88)=横浜市青葉区=の体内に何らかの方法で消毒液を混入させ、殺害した疑い。

事件のあらまし

2016年9月18日
入院患者の西川惣蔵さん(享年88)が謎の死を遂げた。

2016年9月20日
その2日後に、別の入院患者の八巻信雄さん(享年88)=横浜市港北区=が亡くなり、投与されていた点滴が泡立っているのに看護師が気づいた。

病院は当初、西川さんの死因を「病死」と判断していたが、あらためて県警が遺体を司法解剖した結果、2人の体内からは消毒液「ヂアミトール」に含まれる界面活性剤の成分が検出され、中毒死と判明した。

また、八巻さんが投与を受けていた点滴袋の中にも「ヂアミトール」が混入されていた。

事件に使われていない未使用の点滴袋にも、ゴム栓部分に小さな穴が開いているものがあり、一部からやはり同じ成分が検出された。

これにより、薬物による「殺人」と判明。

すでに火葬された患者が多く、司法解剖はこの2件しか行われていない。

神奈川県警は殺人容疑で特別捜査本部を設置し、捜査を進めてきた。

老衰による心不全と見せかける目的か

犯人は、点滴の中に消毒液を溶かして少しずつ血中濃度を高めていく方法で、老衰による『心不全』と誤診させる目的だったと見られています。

少しずつ消毒液の血中濃度が上がっていくので、自分が患者の元を離れた後に患者の容態が悪化するように時間を稼ぐもくろみがあったのではと推測されています。

点滴袋は外部の者が入室できない場所に置かれており、県警は注射器の扱いに慣れた医療関係者の関与を視野に捜査を続けていましたが、これまで犯人の特定にはいたっていませんでした。

大口病院は病院名を改称

旧大口病院は、事件後の2016年12月末に入院病棟を閉鎖して入院患者の受け入れを中止。
外来診療のみを続ける。

病院は事件後、事件当時に在職していた医師や看護師らを全員解雇し、職員を刷新。
入院患者の受け入れ態勢が整う。

2017年12月 連続死のイメージ払拭のためか、旧大口病院は「横浜はじめ病院」と病院名を改称

2018年2月 横浜市の現地確認を受けて、入院患者受け入れ再開。

事件後の改善策
・消毒液は色のついたものを使用
・点滴は施錠して管理、看護師2名で確認して取り出す





旧大口病院(現・横浜はじめ病院)の場所

神奈川県横浜市神奈川区大口通130
JR横浜線「大口駅」西口徒歩3分

横浜はじめ病院の公式サイト

「犯人が早く捕まってほしい」などと話していた

容疑者の女は、事件後、複数回にわたり各社のインタビューに応じ、「犯人が早く捕まってほしい」「自分が犯人といわれて悲しい」などと話していました。

 「発覚してからショックを受け続けている。一部のマスコミから私が犯人じゃないかという情報が流れた。その理由が、私が『変わり者』ということらしく、他人の飲み物を飲んじゃったり、なんだかんだと言われたりしている。そんなことはやっていないのに、誰がそんなことを言ったんだろうと思っている。患者さんが病院で殺されてしまうということ自体がショックで悲しかった。それに加えて、私が犯人じゃないかと疑われて…。みんなが自分をそういう目で見ていたのかなと思うとすごくショックだ」

「早く捕まってほしい。事件当初は自首してくれないかなと願っていた。ただ、ここまで自首しないということは、おそらく、今後もすることはないだろうから…」
(引用:産経ニュース)


動機は病院の体制や上司への不満か

詳しい犯行動機はまだ明らかになっていませんが、容疑者はインタビューの中で、
「病院の管理体制がずさん」
「看護部長はスタッフを好き嫌いで判断する」などと病院への不満

を語っており、そうした病院への不満が患者へ向かった可能性も考えられます。

ネットの声

内部者の犯行とめぼしがついていながら逮捕状請求まで2年かかったのには、それなりのわけがあるのでしょうね。

犯行動機が何だったのか気になります。

平然とインタビューに応じて「犯人は自主してほしい」などと答えていたのは、つかまらないという相当な自信があったのでしょうか。

また、詳細がわかりましたら記事にしたいと思います。




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