モンゴルバッシング 貴ノ岩と家族を提訴取り下げに追い込んだ黒幕は誰?

貴ノ岩関は約2400万円の損害賠償を求めて元横綱日馬富士を提訴していましたが、母国で家族が嫌がらせを受けたため1か月もたたずに取り下げました。モンゴルのマスコミに貴ノ岩を悪く報道するように働きかけた人物がいるとの証言が出て、衝撃が広がっています。




殴打事件直後から貴ノ岩側が一方的にバッシングされていた

モンゴルの報道は偏っていて、殴打事件が起きて貴ノ岩が約10針も縫ったという傷口の写真を見せても、「悪いのは貴ノ岩」と連日報道されていました。

モンゴル人にとっては、日馬富士は横綱までのぼりつめて学校なども建ててくれた英雄なんですよね。

その横綱を引退に追い込んだのが許せないと。

それに加えて、モンゴルには上下関係に厳しい文化があって、自分より格上の横綱を訴えるなどは受け入れられないんですよね。

しかし、暴行は暴行ですから、せめて両方の意見をきく耳を持ってほしかったですね。

モンゴルでは罰金を賠償金と誤解

元日馬富士は刑事告訴されて罰金刑となりましたが、言うまでもなく、この時支払った50万円は国に納める罰金であって貴ノ岩に入るわけではありません。

ところが、モンゴルでは刑事告訴と民事訴訟の違いがよく理解されておらず、この50万円を貴ノ岩がもらったと勘違いした情報がSNSなどで拡散してしまったそうです。

そのため、「貴ノ岩はすでに50万円もらっているのに更に2400万円吹っ掛けている」という誤解が広がってしまったようです。

貴ノ岩の兄がつらい思いを告白

貴ノ岩の兄が日本のテレビ番組の電話インタビューに応じ、モンゴルのマスコミによるバッシングのために1日に2,30件の抗議の電話がかかってくるようになってしまい、我慢の限界なので提訴を取り下げてほしいと貴ノ岩にたのんだと話していました。

貴ノ岩にしてみれば、自分だけならまだしも、家族に迷惑が及ぶのは耐えられないことだったのでしょう。

被害者の家族がさらに被害を受けるのは痛ましいですね。

貴ノ岩が2400万円の損害賠償請求をした理由

貴ノ岩は、母国モンゴルではすっかり悪役になってしまったので、引退後、モンゴルに居場所はないとわかっていたと思います。

日本に残るためには、
「親方になる」
「ちゃんこ鍋店のような自営業をやる」
くらいしか道がありません。

親方になるためには、三役などの実績を残して日本国籍を取得し、さらに「年寄株」と呼ばれる株を買わなければいけないのですが、この年寄株に1億円くらいかかるそうです。

2場所休場して利益を失い、その次の場所で十両に陥落したので当然給金も減額。

将来のために貯金しなければならない大事な時期を台無しにされたために、このレベルの損失を補填してもらう必要があったのです。

入院治療費も、個室へ入らざるをえなかったため400万円以上かかったそうです。

しかし、示談交渉で日馬富士側が示した金額は50万円。

貴ノ岩の「逸失利益」を全く考慮していないばかりか、治療費さえもまかなえない額でした。

そこで、やむをえず提訴となったわけですね。

理解されていないモンゴルと日本の物価の差

モンゴルの平均的な年収は、日本円にして4万円程度だそうです。

年収4万円の人々からしたら、2400万円の損害賠償請求はもう何がなんだかわからないほどの天文学的な金額に思えてしまい、「法外な請求」としか思えなかったのでしょう。

モンゴルの人々には、年寄株がどれほど高いか知るよしもありません。

マスコミは、そういった情報も一般の人々に紹介する役割を担っているはずですが、日本とモンゴルの違いが説明されなかったようで残念です。

提訴取り下げを発表

今日貴ノ岩は、母国モンゴルにいる家族が嫌がらせを受けていて、裁判をやめるように説得されたことを理由に、提訴を取り下げたことを発表しました。

「裁判を起こしてから、母国モンゴルでは私に対する想像を超える強烈なバッシングが始まり、私の家族もモンゴルで非常につらい目に遭った」
とコメントしています。

代理人弁護士さんも残念そうにコメントしていました。

日本は法治国家ですから、スポーツ選手が被害を受けた時に、しっかり被害回復してやるのがわれわれの役割。ただ、貴ノ岩関の母国モンゴルは非常に上下関係が厳しい。上の者に対し裁判をすること自体がバッシングの対象。そのことはある程度は聞いていた。ただ、(実際に)提訴することになって、お兄さん、お姉さんら身内の方がもの凄いバッシングを受けるようになった。それで、身内の方から裁判そのものをやめてほしいという強い要請があった。(中略)

(提訴前に)一部週刊誌で法外な請求と出たが、スポーツ選手が選手生命を失うような危険にさらされたときに、それを補償するというのは、日本の損害賠償論で当たり前の話。それは判例からも認められている。そんな30万とか50万という示談金を出す話ではなない。そういうことをしっかり説明すれば、みなさん理解していただける。記者会見を開いて説明し、幸い日本国内ではマスコミも含め理解していただけたと思っている。
(出典:スポニチ)


秋場所が終わったタイミングでの提訴取り下げと発表は、場所中に騒がれて他の力士に迷惑をかけないための配慮なのでしょうね。





モンゴルバッシングの黒幕

貴ノ岩に近いといわれる人物がテレビ出演し、モンゴルのマスコミの貴ノ岩へのバッシングは仕組まれたものであると暴露して衝撃が広がっています。

貴ノ岩の姉がモンゴルのラジオ局で働いており、
「貴ノ岩(バスカ)のことを悪く報道してほしい。 お金はいくらかかってもいい」
という話を耳にしたそうです。

事実だとしたら、マスコミを利用して貴ノ岩や家族を精神的に追い込んで、提訴取り下げに持ち込んだということになりますね。

これをして得をするのは誰か。

恐ろしい話です。

「貴ノ岩かわいそう」の声

治療費すら取れずに泣き寝入りに終わったというこの発表を受けて、ネットには貴ノ岩がかわいそうという声や、元日馬富士への非難があふれていました。

元日馬富士は暴行の責任を取って引退に追い込まれたにもかかわらず、1億とも2億ともいわれる退職金を得ているそうです。

また、他の横綱と同じように断髪式を行って名誉ある引退をしたのに、貴ノ岩にはなんのフォローもないことに疑問の声があがっています。

元貴乃花親方が退職さえしていなかったら

元貴乃花親方から弟子を引き継いだ千賀ノ浦親方は、早期解決を望んでいたため「本当に良かった」と語っているそうです。

被害者である貴ノ岩ばかりが損をするような幕引きとなって、良かったとは違和感を感じます。

「これで貴ノ岩も相撲に集中できます」と答えていたそうですが、本当にそれでいいんでしょうか。

元貴乃花親方がバラエティ番組「しゃべくり007」に出演していましたが、さっぱりした表情でした。

元貴乃花の中ではあの騒動は過去のことになっているようです。

マスコミに囲まれて外出できなかったときは、「Hulu」で『高嶺の花』『女王の教室』などの連ドラを一気見していたそうです(^^;

元貴乃花親方が最後まで貴ノ岩を守っていたら、違う結果になっていたかもしれません。


ネットの声


まとめ

元日馬富士は、「一部のSNSなどで家族に対するバッシングがあったのならよくないことだ」といったコメントを出したそうです。

SNSだけでなく、マスコミ全体が貴ノ岩を悪者扱いしていたことをよく知っているはずなのに、しらじらしく響きます。

裁判で強制された結果としてではなく、自分の気持ちとして、治療費程度は償ってもらいたいものです。

裁判が行われなくなったことで、殴打事件の真相は闇に葬られてしまいました。

このようなことが増えると、相撲協会も今後はモンゴル人力士の受け入れに慎重になるかもしれませんね。




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