高橋一生演じるスナフキンは原作では子供だった!ミイが姉ってほんと?<家系図あり>

新作アニメ「ムーミン谷のなかまたち」のスナフキン役が高橋一生さんと発表されイセクラを喜ばせています。クールなさすらいびとのイメージのスナフキンは原作ではなんと子供!スナフキンはミイの弟だという関係も。家系図からムーミン谷の謎に迫ります。

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新作アニメはNHK BSで4月4日から

もう何度となく放送されている「ムーミン谷のなかまたち」ですが、新作アニメではCGを使ってキャラクターが一新。

スナフキン役の声優さんが長年担当された子安武人さんから高橋一生さんに交代となり、SNSで話題になっています。

高橋一生さんはCMでスナフキンを演じたり、小学生時代のあだ名がスナフキンだったそうなのでイメージぴったりですね。

今も耳に残るスナフキンのテーマ。

原作ではスナフキンは子供だった

子供の頃、スナフキンのような大人になりたいと憧れた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

スナフキンは、自由な生き方、スローライフ的な生き方の代名詞のように使われてきましたよね。

スナフキンは、「ムーミン谷の彗星」という本で初めて登場するキャラクターです。

でも、原作ではスナフキンは大人びた言葉を話す子供として描かれていました

ちょっと知りたくなかったような事実ですね。

なぜ、日本のアニメでは大人の設定になったのでしょう。

それには、ある事情があったようです。

スナフキンはいつもくわえタバコ姿で登場しますよね。

原作者のトーベ・ヤンソンが「ムーミン谷の彗星」を出版した頃、フィンランドでは子供の喫煙も珍しくなかったため、トーベ・ヤンソンは目にしたまま自由に描いたようです。

でも、日本でアニメとして放送するにはそのままではマズイですよね。

かといって、タバコをやめさせるとスナフキンのイメージが狂ってしまう。

そこで、スナフキンは大人だということにしたようです。

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ミイはスナフキンの姉できょうだいが30人以上!

スナフキンは、ムーミンパパの親友ヨクサルとミムラ夫人の間に生まれた息子です。

ミムラ姉さんとミイは、ミムラ夫人がヨクサルと出会う前に前の夫との間に生まれた娘なので、ミイは異父姉ということになりますね。

スナフキンを大人の設定にしてしまったため、小さなミイが妹に見えてしまいますが、お姉さんなんです。

ミムラ夫人の前の夫は物語に登場しないので、どんな人物だったのかは描かれていません。

ムーミンパパと親友ヨクサルが世界旅行に出かけた先で、ヨクサルとミムラ夫人が出会って結婚して、スナフキンが生まれたことになっています。

ミイはミムラ夫人の20番目の子供で、ミムラ姉さんを含めなんと34人ものきょうだいがいるんです(!)

でも、ミイだけがなぜか体が大きくならず、弟妹たちよりも小さい体になっています。

さらにさらに、ミイは後にムーミン家の養女になっています

この複雑さを幼い視聴者が理解できないと思って、日本版アニメではあえて触れなかったのかもしれませんね。

ミムラ夫人はミムラ族の女性で、娘の名前もミムラ・・・ああ、ややこしい(笑)

ちなみに、スナフキンの父、ヨクサルはこちらです。
スナフキンにそっくりですね。


(公式サイトより)

気になる家系図を調査

ミムラ夫人と前の夫の間には30人以上の子供がいるのに、ヨクサルとの間の子供はスナフキンだけ

不思議な関係ですね。

でも、そんな背景を頭の片隅に置きながらアニメを見ると、スナフキンが孤独を感じるわけもなんとなく理解できるような気がしませんか。

【「ムーミン谷のなかまたち」放送予定】
NHK BS4K 4月4日より放送開始予定
(木)午後7:30~ <本放送>
(日)午前10:45~ <再放送>
(木)午前9:30~ <再放送>
シーズン1 13話
シーズン2 13話(2020年1月放送予定)



まとめ

日本のアニメは原作とかなり設定や絵柄が違っているので、原作者のトーベ・ヤンソンが初めて見た時抗議したこともあったようです

ですが、のちに無事和解したそうですよ。

原作も面白いので、アニメが気に入ったら是非読んでみることをお勧めします。

設定がわかった上でアニメを見ると、さらに楽しめると思います。