大澤昇平(東大特任准教授)は高専卒?プロフィールや生い立ちと会社を調査!

東京大学大学院の男性特任准教授が人種差別的なツイートをしたとして批判が殺到し、東京大学が公式サイトで謝罪に追い込まれる事態となりました。大澤昇平氏の経歴や生い立ち、特任准教授とは何かについてまとめました。

スポンサーリンク

大澤昇平氏のプロフィール


(出典:https://daisy.id/ja/)

生年月日:1987年12月26日(31歳)

出身:福島県

職業:
ディープラーニング、ブロックチェーンに関する技術専門家

株式会社Daisy 代表取締役CEO

幼少期:
実家は福島県いわき市の小名浜漁港の近く。

父親は会社員、母は専業主婦という平凡な家庭で育ったそうです。

祖父が電気店の経営に失敗して多額の借金を抱えていたことと、4人兄弟だったこともあり、塾に通う余裕も全くなかったとのこと。

唯一人と違ったのは、エンジニアだった父親が3歳の時にBASICを使ったプログラミングを教えてくれたことで、それによって創造欲を刺激されたそうです。

小学校で流行っていたことには目もくれず、NECのパソコンに搭載されたBASICを使って、惑星軌道の物理シミュレーションをして自分の仮説を確かめる日々だったというから驚きですね。

学歴:
福島工業高等専門学校卒業。

高専時代に経産省の情報処理推進機構(IPA)が主宰する未踏ソフトウェア創造事業でスーパークリエータに認定され、IPAの出資を受けて起業。

2010年3月、筑波大学第三学群情報学類北川博之研究室卒業。

2012年3月、筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻北川博之研究室修士課程修了。

2015年3月、東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻松尾豊研究室博士課程修了。

すごいエリートですが、普通のエリートとは少し違うルートをたどっていますね。

大澤氏はもちろん高専卒ではなく、筑波大に編入され、その後東大に進まれています。

職歴:
博士号取得後、IBM基礎研究所に就職しブロックチェーンの事業に携わる。
社長賞受賞。

国際学会における技術論文優秀賞受賞暦数回。

Daisyの基盤である報酬系アルゴリズムを2015年より研究している。

東京大学特任准教授に着任後に株式会社Daisyを設立。

工学博士。

『年齢補正』という持論

大澤昇平氏は新潮とのインタビューで、『年齢補正』という印象的な言葉を使っていました。

『同じ業績なら若いほど優遇される』という法則のことだそうです。

パソコンに接した年齢が3歳だったのが、その後のキャリアに大きく影響したということのようです。

最近、プログラミング教育をめぐる教育論議が盛んですが、何かを早く始めることは、複利効果でキャリアに影響を及ぼします。

1年早く勉強することは、2年くらいはキャリアを早めることに相当する効果があると私は思います。

私自身、小さい頃からプログラミングを学んだおかげで、キャリアパスをテクノロジー分野に絞り、若手が優遇される実力主義の上昇気流に身を置くことができました。(出典:デイリー新潮)

 

実力主義なのは結構なことですが、幼少期の教育という本人の意思では変えようのない過去を重要視していて、どうもこの考え方には選民思想的な発想を感じてしまうのは私だけでしょうか。

スポンサーリンク

高専に進学した理由は

大澤昇平氏は、中学校の成績はよかったものの、普通高校ではなく高専を進学先に選んでいます。

高専とは高等専門学校機構の5年制の教育機関で、全国都道府県にほぼ1校ずつ設置されています。

「ロボコン」などでおなじみですね。

もともと製造業発展のために作られた学校ですが、最近は学生の半数が大学に進学していて、通常は大学3年次に編入できます。

大澤昇平氏は高専を選んだ理由について、

・工業高校と専門学校を足して2で割ったような性質で、就職率が100%近いため競争率が高く、偏差値も進学校並みに高い

大学受験が目的になっている進学校に比べて、高専は受験勉強をする必要がないので早い段階で実用的なスキルを身につけることができる

と述べています。

確かに、いわゆる進学校ではいちばん頭が柔軟な時期に受験のための暗記に多くのエネルギーをさかなければならず、しかもその知識は大学に入学したとたんに忘れてしまうものなので、無駄が多いと言えるかもしれませんね。

株式会社Daisyってどんな会社?

株式会社DaisyはAI・ブロックチェーン開発会社です。

どんなことをしている会社なのか、できるだけ簡単にまとめてみます。

<株式会社Daisyの概要>
所在地:東京都千代田区外神田一丁目3番12号

事業内容:AIプラットフォームDaisyの開発、AI関連事業受託及び研究開発

AIは通常、中央集権的な仕組みの中で制作されるため、予測精度が限界に達しつつあるのだそうです。

株式会社Daisyのプラットフォームでは、非中央集権型の仕組みを用い、世界中の人が AI を共同制作できるようにすることで予測精度を向上させることができるのだとか。

それによって、AIの産業効率を改善できるのだそうです。

具体的には
AI・ブロックチェーンを活用した電力需給管理システムの開発やエンジニア育成
などを行っているそうです。

こうした取り組みが評価されて、今年6月には情報通信会社、株式会社リミックスポイントから出資を受けています。

特任准教授って何?

特任准教授と言われると、「特任」というからには普通の教授よりすごいのかなと思ってしまいますよね。

しかし、今回の騒動を受けて遺憾の意を掲載した東大のサイトを見ると、

特定短時間勤務有期雇用教職員(特任准教授)とされています。

さらに英訳文を見ると、

a part-time project facultyと訳されています。

パートタイムだなんて辛辣ですね (^^;

特任准教授の実態は、通常の教職員よりも短時間勤務で雇用期限のある職員ということのようですね。

東大はなぜパートタイム、有期雇用と強調したのでしょうか。

そこには、「本来の自分たちの仲間ではなく、東大の立場とは異なる意見を持った外部の人物」だと強調して、事をおさめたい意図が見てとれますね。

寄付講座は寄付停止、出資元も謝罪

大澤氏の講座「情報経済AIソリューション」に寄付をしていたマネックス証券も、東大のコメントに続いて遺憾の意を示した上で、大澤昇平氏の寄付講座への寄付を即時停止すると発表しました。

騒動が広がると、大澤氏は11月23日に、

「東大に迷惑をかけたくないので、言いたいことがある人は株主の株式会社リミックスポイントに意見を送って」
とツイートしました。

おそらくそれで実際にリミックスポイントへの苦情が殺到したのでしょうね。

リミックスポイントも、11月25日付けで公式サイトに「当社出資先の代表者によるSNS等への投稿に対する見解」と題したコメントを発表しました。

当社の出資先企業の代表者が、SNS等において、特定の個人、特定の国やその国の人々に関する不適切な内容の投稿を複数回行いました。

当該投稿は、かかる代表者個人によるものであり、当社グループの活動とは一切関係ございません。また、当社グループでは、グローバルに展開している事業を有し、かつ、国籍の異なる多様な人財が従業員・パートナーとして活躍しており、当該投稿は当社グループのビジョン・見解とは反するものと考えております。
(中略)
当社グループは、いかなる差別にも断固反対する立場をとっております。今回の当社の出資先企業代表者による投稿の内容は誠に遺憾であり、また、一連の投稿で不快に感じられた方々に深くお詫び申し上げます。(出典:https://www.remixpoint.co.jp/corporate/news/2019/6223)

 

また、オークファンも大澤氏の寄付講座への寄付を停止すると発表しました。


(出典:https://aucfan.co.jp/wp-content/uploads/20191125_%E8%A6%8B%E8%A7%A3.pdf)

大澤氏のツイートは単なるSNS上の炎上にとどまらず、ビジネスの関係者や株主まで巻き込んだ不祥事となってしまいましたね。

まとめ

大澤昇平氏は自分の経営する会社について「こういう人を採用したい」というプランがあるのは当然でしょうが、東大特任准教授という肩書を背負ったままそれを発信してしまったことで炎上してしまい、大学にも迷惑をかける結果となってしまいましたね。

(2019.12.4追記)
大澤氏は謝罪して問題のツイートを削除しましたが、中国人を採用しないとした理由について、

「限られたデータにAIが適合しすぎた」
「ウイグルやチベット、香港の人々への共感から行き過ぎた行動につながった」

などと釈明していて、またもや

言い訳がすぎる
後付けの義憤

などと批判が広がっているようです。