年賀状じまい(終活年賀状)の書き方と良い理由は?

「年賀状じまい」「終活年賀状」という言葉が今、注目されています。年賀状をやめる挨拶文の書き方や年賀状をやめる理由(口実)、今から注文できる印刷会社をまとめてみました。

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年賀状じまい・終活年賀状を考える理由は?

年齢的に体力が続かない
年賀状をやめたい理由で一番多いのは、高齢になり書くのがしんどくなったというものです。

年を取ると、

・字が乱れてきれいに書くのが大変
・何度も失敗してハガキを無駄にしてしまう

などの悩みが出てくるものですよね。

ゆとりある年末を過ごしたい
年賀状を実際に書くのは年末ですよね。

・年末の忙しい時期に年賀状に振り回されストレスを感じる
・他のことで忙しく、年賀状書きが深夜になってしまう

など、年賀状を負担に感じていらっしゃる方も多いようです。

人間関係の整理
定年退職を迎えたり仕事を変わったりしたのをひとつの区切りとして、
おつきあいのなくなった方との儀礼的な年賀状のやり取りを見直したい、
という方も多くおられます。

年とともに、友人知人の人数は増えていきますよね。

ひと昔前は、「年賀状を何百枚送った」ことを
人望の厚さの尺度にしていた時代もありました。

でも、人間関係は「量」ではありませんよね。

「人間関係の棚卸し」「人生の断捨離」
ともいえるのが年賀状じまいなのです。

ただ、相手を選んでいる雰囲気を出すと失礼ですので、
全員の年賀状をおしまいにしていることを伝えましょう。

メールやSNSで十分

若い方の中には、お正月も年賀メールを送るのが習慣になっていて、
上司のためだけにハガキの年賀状を出しているという方も多いと思います。

しかし、やめる勇気がなく続けているという方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。

黙って年賀状をやめるとどうなる?

毎年送っていた年賀状を何も言わずにやめると、
非礼だというだけではなく、
高齢者の場合は、かなりの確率で
「亡くなってしまったのかな」
と思われてしまいます。

管理人の祖父の晩年は、
母が年賀状を代筆して送っていました。

しかし、ある年、
「もう年も年だし、面倒だからやめてもいいのでは?」
と、なんとなく年賀状を送るのをやめてしまったのです。

すると、お正月に何人かの知人から電話がかかってきました。
祖父に何かあったのではと気になって
電話をくださったのです。

お正月から相手に無用な心配をかけるのは
考え物ですよね。

年賀状じまい・終活年賀状の良い書き方は?

相手の方に失礼にならず、
年賀状を卒業したい意思が伝わる
「最後の年賀状」はどう書けばよいでしょうか。

年賀状をやめる理由を書く

・定年を迎えたのを機会に
・夫婦で話し合った結果
・子供が成人したこの機会に
・孫の誕生を機として
・還暦(60歳)、古希(70歳)、喜寿(77歳)を迎えたのを区切りとして
・メールでのご挨拶に替えさせていただきたいので

など、どんな理由でもいいので一言書きましょう。

年齢を理由にすれば、誰しも納得しますよね。

「古希を迎え、この機をもって年賀状を終わらせたいと思います。
長い間のご高誼ありがとうございました」

今年しか使えない理由ですが、
「元号」を理由にするのも面白いかもしれませんね。

「令和の世を迎えたのを機会に
皆さまへの年賀状を控えさせて頂くことといたしました」

一部だけでも手書きで書く

縁切りという印象を与えないように、
年賀状を印刷した場合でも、
文末に手書きで一言書き添えておくとよいでしょう。

「昨年は〇〇の件でご指導ありがとうございました。
大変勉強になりました」

「来年からメールによる年始のご挨拶に代えさせて頂きます」

「年のせいで文字を書くのがつらくなってきました。
今後はお電話やメールなどでご連絡を取り合いましょう」
などと書き添えて、

電話番号、メールアドレスなどを書いておくのもひとつのやり方です。

おつきあいをやめたいわけではないことにさりげなく触れる

「昨年は釣りに一緒に行けて楽しかったです。
またご一緒しましょう」

「Facebookに近況報告をアップしていきますので、
ぜひそちらをご覧ください」

目上の人であれば
「今後ともご指導のほど宜しくお願い致します」
など書いておくのも好感度が高いです。

年賀状じまいの文例(高齢者の場合)

高齢の方や、ご家族など高齢者の年賀状を代筆している方向けの文例です。

「旧年中は大変お世話になりありがとうございました
 高齢のため筆をとるのが難しくなってまいりましたので
 毎年の年賀状も締めくくりといたしたいと思います
 ご無礼をどうかお許しください
 とはいえ今後も変わらず
 お付き合いをいただければ幸いです
 皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます」

「旧年中はいろいろとお世話になりありがとうございました
 私も今年で古希(還暦・傘寿・米寿・白寿)を迎えることとなりました
 高齢になり今まで通りのお付き合いも難しくなってまいりましたので
 本年をもちまして年始のご挨拶状は失礼させていただきたいと思います
 非礼を深くお詫びいたしますと共に
 皆様のご健康とご繁栄を心からお祈りいたします」

「旧年中は大変お世話になりました
 私(私共)も高齢になりここ最近は文字の読み書きが辛くなって参りました
 そのため本年をもちまして新年のご挨拶状は失礼させていただきたく
 ここにお願い申し上げます
 永きに渡りましてあたたかい賀状を賜りありがとうございました
 皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げます」

年賀状じまいの文例(一般的な例文)

年賀状じまいをされる方が年齢に関係なく使える一般的な例文です。

「旧年中はたいへんお世話になりました
 恐縮ではございますが時代の移り変わりもあり
 今年をもちまして年賀状でのご挨拶は失礼させていただくことに致しました
 今後はメールや電話等で連絡を取り合わせていただけると有難いです
 時節柄お風邪など召されませんようご自愛ください」

「平素のご無沙汰をお詫び申し上げます
 毎年いただいておりました年始のご挨拶ですが
 誠に勝手ながら本年をもちまして新年のご挨拶状は失礼させていただきます
 今後も変わらぬお付き合いをお願い申し上げると共に
 皆様のご健康とご繁栄を心からお祈りいたします」

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年賀状は伝統ではありますが
伝統に縛られて憂鬱な年末年始を過ごすのでは本末転倒ですから
年賀状をやめるにしても続けるにしても
自分らしい人間関係が築ければよいのではないかと思います。