日大アメフト事件 関学大会見 日大の回答信用できず 被害者父奥野氏は刑事告訴へ

悪質タックル問題について関学大の会見まとめ

・日大の回答書には矛盾が多く、納得できない
・もう質問状は送らない。捜査機関に真相究明を委ねる
・宮川選手の謝罪、会見は誠意を感じた
・宮川選手の言ってることが真実だと確信している
・日大との試合は信頼回復できるまで中止

日大会見の様子については、こちらをどうぞ

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日大の回答書には矛盾が多く信用できない

5月26日、関学大のアメフト部ディレクター小野宏氏と鳥内監督が、日大アメフト部からの再回答書を受けて会見を行いました。
途中からは、被害者父親の奥野氏も会見しました。

関学側は、日大の回答書には矛盾が多く、信用できない。
宮川選手が真実を語っていると確信しており、日大の会見・回答書にはそれをくつがえすほどの根拠がない。

これ以上話し合いをしても平行線になるので、もう質問状は送らず、今後の真相究明は捜査機関に委ねると述べました。

また、奥野氏は、傷害罪で刑事告訴する方針だが、宮川選手に刑事罰を与えたくないため嘆願書を出す予定であること、また、奥野選手が脅迫を受けたことも明らかにしました。

事件の経緯

5月6日  悪質タックル発生
5月9日  奥野氏が警察に相談
5月19日 日大の責任者から謝罪があったが、誠意を感じなかった。
5月21日 奥野氏が被害届提出
5月22日 宮川選手会見
5月23日 日大内田元監督・井上元コーチ会見
5月24日 日大から関学へ再回答書が届く
5月25日 日大学長会見

アメフト部ディレクター小野宏氏は、監督・コーチは宮川選手の反則行為があった後、
「反則と認識していながら、宮川選手をベンチに戻していない
(指導者の指示との)乖離があったのならすぐに反応したはず」
と日大側からの説明には納得できない様子です。

また、内田元監督は反則行為のシーンを「見ていなかった」「ボールの動きを追っていた」と言っているが、映像を見るとそうではない。
1回目の反則直後に何も言っていない。
宮川選手をベンチに戻したり、注意・指導もしていない。

指導者の指示と乖離していたというわりには、反応が乏しい、と指摘しています。

さらに、井上コーチが監督に反則行為を報告していないことも指摘していました。

「QBをつぶせは『思い切っていけという意味だった』という日大の説明に対して

QBを壊すことを試合出場の条件としている。
「秋の試合に出られなかったらこっちの得」などと言っている。
「相手をつぶせ、壊せ」ならば「勝て」という意味になるが、「QBをつぶせ」には明確な意図がある
しかも「1プレー目でつぶせ」という言葉を含んでいる。
「アラインする位置はどこでもいい」とも言っている。

そのように言ったのに、「(指示と)乖離をしている」ということはありえるのか。

宮川選手は、弁護士を伴って行った会見の前に、自らの手で書いた手書きのメモをもって関学大に謝罪に訪れていたそうです。

内田元監督・井上元コーチの会見や回答書にはそれを否定するだけの根拠が不足しており、宮川選手へのヒアリングも行っていない中、宮川選手の精神状態を悪質プレーの原因と結論づけるのは、宮川選手の尊厳を著しくそこねるものである、と言い切っていました。

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今後の対応について

これ以上の問答は平行線をたどると思う。

日大との定期戦は、安心・安全が担保されないので、十分な信頼を取り戻すまで中止する。

質問状はもう出さない。
こうした会見を行うのも最後とする。

今後は、捜査機関によって真相を究明していただく。
警察の捜査には協力する。

また、アメフト部ディレクター小野宏氏は、宮川選手の話した内容を鳥内監督にも話さず、宮川選手に会ったことだけを話したそうです。

その理由は、宮川選手が不利益になる可能性がある。
自分たちから話す内容ではないから、ということだそうです。

小野氏は、宮川選手に直接会って話をして、彼の話が真実だと確信を持ったそうです。
宮川選手が勝手に判断してやったとか、指示を勘違いしたとは考えていないとのことです。

スポーツは恐怖の下でやるものじゃない

関学大鳥内監督は、

「内田元監督は、自分に責任があると言っていたが、本当にそう思っていたらもっと違う会見内容になっていただろう。

(反則プレーについて記者に尋ねられて)、我々と認識が違うのだろう。
あれはプレーじゃない。

また、学生スポーツ全体について、恐怖の下、体罰の下でやることはありえない。
いまだにそういうやり方をしているところがあれば、変えるべき。
個性を伸ばせない。
顔色を見ながらになってしまう。
社会に出ればそういうこともあるかもしれないが、スポーツにおいてはそれは絶対あってはならない。」

と述べておられました。

負傷した奥野選手の様子について

今週から練習に参加し始めた。
試合に出るかどうかはまだわからない。

関東学連が監督・コーチの指示と認定したという報道は誤報

今朝ほど、関東学連が、日大アメフト事件は内田元監督・井上元コーチの指示と認定したという報道が出ましたが、誤報だそうです。

「つぶせ、壊せ」の意味について

「つぶせ、壊せ」は、本当にアメフト界ではよく使われる言葉なのでしょうか。

鳥内監督は、「つぶせ、壊せ」は自分が現役の頃はあった。今はどこも言っていないだろう。
「1プレー目でつぶせ」という言葉があるので、意味が違う。
「1プレー目で」、と言われたので笛が鳴ってもやってしまったのだと思う。
と語っています。

関学大側からも寄せられる宮川選手への同情の声

鳥内監督は、「事件以来、宮川選手を救う方法はないのかなどと毎晩考えてしまい、僕の方がしんどい。」
と悲痛な思いを述べておられました。

ディレクター小野宏氏は、
「(内田元監督と井上元コーチに言い分を否定されたので、)宮川選手は孤立している。
自分たちで支援できることがあるなら支援していきたい。」
と語っておられました。

奥野氏は嘆願書を提出

奥野氏は警察に被疑者を宮川選手ではなく、監督・コーチとして被害届を出したかったが、警察からは被疑者に宮川選手を含めなければ被害届を出せないと言われたそうです。

宮川選手のためにも、真実を明らかにするためには、被害届を取り下げるわけにはいかない。

宮川選手は世間から批判を浴び、すでに十分な社会的制裁を受けているので、刑事責任まで負わせたくはない。
宮川選手の減刑を求める嘆願書を提出する一方で、刑事告訴する、という方向になったようです。


毎日新聞ライブより

被害者の奥野選手とその家族が脅迫される

警察から奥野氏に連絡があり、6月1日までに奥野選手とその家族に危害を加えるという脅迫があったそうです。

奥野氏には娘さんもおられるので、本当に怖いとおっしゃっています。

すでに報じられているように、奥野氏は今期の任期満了をもって市議を勇退し、次の選挙には出ないそうです。
「残りの人生をかけてこの問題に取り組む」と述べておられます。

被害者の父親が市議と伝えられてから、ネットでは「売名行為ではないか」「党の宣伝」などと、心ない声も飛び交いました。
売名行為の疑惑を断ち切るために、また、市議としての活動と混同されないために、市議を辞めるという決断をされたものと思われます。

24年間の議員活動だそうです。
大きな決断だと思います。

お子さんが5人もおり子供が大好きとのことで、アメフトに限らず、スポーツ界全体が子供たちにとって正しい状態になることを期待されているそうです。

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こんなことを言っては不謹慎かもしれませんが、被害者の父親が奥野氏のようなしっかりした人だったのは、不幸中の幸いだったなと思います。

一般のお父さんだったら、感情的になって何を言っているのかわからなくなってしまい、これほどのインパクトをもって会見を行うことは難しいのではないでしょうか。

今回の事件は、加害者だけでなく、被害者家族の人生も変えてしまいました。
どちらの側も、危険な目に遭ったりすることなく、早く普段の生活に戻れることを願っています。

ネットの反応

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