持続化給付金事業電通に丸投げは東京五輪延期の穴埋めだった?

持続化給付金事業が実態のない会社に委託され「中抜き」と批判を浴びていますね。さらに電通からを再委託されている企業のほとんどが東京オリンピックのスポンサーだったことがわかり、延期の損失補填ではないかと話題となっています。

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久米宏氏が再委託企業は「オリンピックの穴埋め」と爆弾発言

久米宏氏が6月13日のTBSのラジオ番組「ラジオなんですけど」の中で、
このような趣旨の発言をされたそうです。

「政権のバラ撒き(持続化給付金事業)を
なぜ電通が引き受けるのか分からない。
僕が思うに、電通はオリンピックがなくなって
大量に流れ込むはずだったカネが入らなくなったので、
自民党がその分を穴埋めしてるんじゃないのか思う」

これに対して、ネットでは

「東京オリパラ延期の補填をなぜしなくてはならないのかって?
弱みを握られた一連托生の仲だから」

「(リーマンショックの時に)証券会社が大株主だけに損失補填していたのとよく似ている! 」

「なるほど電通を持続化させる為の事業だったのですか」

などと厳しい声が上がっています。

尚、久米宏さんのこの番組「ラジオなんですけど」は13年も続いた番組ですが、今月いっぱいで終了が決まっているそうです。

もしかして久米さんは、もうすぐ終わる番組なので普段なら言えないようなことも言えたのではないでしょうか?!

東京オリンピックのスポンサーをチェック!

それでは、名前の挙がっている企業が本当にスポンサーだったのか検証してみましょう!

経産省

サービスデザイン推進協議会

電通

電通子会社(5社)

さらに複数の企業に外注

と何段階もの再委託、外注関係となっており、そのたびに関係企業に利益が入る仕組みになっています。

では、社名が公開されているスポンターをチェックしていきましょう。

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大日本印刷 オフィシャルパートナー
大日本印刷は、オリンピック関係の印刷物を一手に引き受けることになっていて、
立派な企業CMなどもつくっていますから、
すでに経費をかなり使ってしまっていますよね。

パソナグループ オフィシャルサポーター

パソナは、オリンピック期間中大会スタッフとして
派遣社員を派遣することになっていましたが、
延期のおかげで入るはずだった売上もゼロになってしまうのですよね。

トランスコスモス:コールセンター大手

トランスコスモスはオフィシャルパートナー、サポーターのどちらにも社名が見当たりませんでしたが、
代表の佐藤 俊介氏は、学生時代から電通に憧れていたそうです。

トランスコスモスは2018年に、金メダリストの北島康介さんをゲストに招いて
「広告はスポンサーファーストからコンテンツファースト」へというタイトルで講演会を行い、
「このコンテンツを使って、少しでもスポーツ界をよくしたい」
とメッセージを発信していました。

オリンピック事業を強く意識しているのを感じます。

報道によると、パソナとトランスコスモスは、「サービスデザイン推進協議会」の設立に関わっていたそうです。

「サービスデザイン推進協議会」は、設立に関与した企業からの出向者21名で構成されているそうです。

まとめ

「サービスデザイン推進協議会」ばかりが注目を浴びていますが、身内で国の委託金を分け合うために「サービスデザイン推進協議会」を設立し、オリンピックのスポンサーに還元していることが目立たないようにしようとしたのではないでしょうか?

公開されていない企業がどこなのか気になりますが、電通ライブ以外の子会社からの外注先も明らかになれば、さらに面白いことがわかるかもしれません。

また何かわかりましたら記事をアップしていきますので、是非またお立ちより下さい^^