代襲相続 相続日誌の勧め 調停・審判対策

相続手続きの記録をつけましょう

私は、司法書士事務所から手紙が届いた日から、遺産の分配が完了するまで、相続に関係するすべてのできごとを時系列で記録をつけています。

何月何日に司法書士と面会したのか
その時受け取ったものは何と何か
いつ何を取り寄せ、どこ宛てに発送したのか
そのための経費はいくらかかっているのか

などの記録をつけてきました。

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増え続ける相続関係の書類をひとまとめに管理するため、ポケット式のクリアファイルを購入して管理しました。

やはり複数の人の財産を預かる身として、記録はきちんとしておかないといけないと思ったからです。

そして万一、後日争議が起こって調停・審判に発展した場合にも、記録がきちんとしていればこちらの言い分の信憑性が増します。

面談、電話の内容は議事録風にまとめる

特に、電話や面会などは話したことの記録が残りませんし、時間がたつと自分でもいつのできごとだったのかわからなくなりますので、簡単な議事録のようなものを作り、エクセルにまとめました。

司法書士さんが預かっていた郵便物などは、消印の日付と自分が受け取った日付は当然異なりますので、いつ受領したのかわかるように付箋に受領日を書いて貼っておきました。

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特に、私の場合、伯母が認知症と判明した時期の身の回りの世話をしていた父は亡くなっており、家裁に申し立てをしたのは母であり、後見人は司法書士さんと、自分が関わっていない部分が多くなっています。

私が何を知っていて何を知らないのかを、明確にしておくことは意義があると思います。

司法書士さんが後見人を務めておられた間の記録はしっかりと残っていますので、できれば後見人に依頼する以前の状況も詳細に記録しておければさらによかったのですが、残念ながら父からそこまで引き継げませんでしたので、その部分の記録は母からの伝聞となっています。

この状況にしては、まあまあな記録ができたのではないかと思っています。

電話機の録音機能に慣れておく

残念ながら、多額のお金がからむとつい熱くなってしまうのが人の常です。

万一、他の相続人が一方的に法外な主張をしてきたり、誤解に基づいて言いがかりをつけてきたりした、といった場合は、通話を録音しておくのがお勧めです。

いざという時に焦って録音できなかったということにならないように、自分の固定電話、携帯電話の録音機能に前もって慣れておくとよいと思います。

そのようなことはないのが一番よいのですが、万一、遺産の問題とは別に誹謗中傷による損害賠償を請求する事態になった場合に、通話を録音しておけば強力な証拠となります。

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専門家に依頼した方がよいケース

これまでお話してきたように、今回の伯母からの遺産は預貯金と現金のみというシンプルなケースで、金額もささやかなものでしたので、素人の私でも対応できました。

しかし、複雑なケースでは決して無理をして自分たちだけで対処しようとしないで、税理士さんや司法書士さんなどの専門家に依頼されることをお勧めします。

特に
・ 遺産が預貯金だけでなく、土地や株などの有価証券が含まれる場合。

・ 法的に有効か無効かわからないような念書が出てきた。

・ 解釈が分かれるような、あいまいな遺言状が出てきた。

・ 被相続人が事業を経営していた場合(買掛金、借入金など、隠れた負債がある場合がある。店舗や会社の中にあるものも私物とリースした品物などが入り混じっていて、第三者には判別が難しい。)

・ 相続人の人数が多い。連絡の取れない人がいる。一部の相続人が被相続人の生前に使い込み・横領をしている。相続人どうしの意見が一致しない。

というような場合は、自分たちだけで遺産分割しようとすると大変ですので、専門家に依頼されることをお勧めします。

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