特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームはどう違う? 

特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームの違い

ひとくちに老人ホームと言っても、公的な施設と民間団体が経営するものがあり、それぞれ入居条件も役割も異なっています。

このブログでは、主に公的施設についてご紹介していきます。

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有料老人ホームと特別養護老人ホームの違い

有料老人ホームでも料金の安いところもあるので、一概に有料老人ホームの方が高いとは言えませんが、有料老人ホームは施設によって料金設定が様々です。

入居一時金は不要のところから数千万円かかるところもあり、施設によってさまざまです。

月額費用は、家賃、食費、介護保険の自己負担(1割~2割)を含め、15~40万円程度と幅広く、施設の設備や居室面積、提供するサービス内容、施設の立地等により金額設定は大きく異なります。

特養も有料老人ホームも、最低でも入居者3人に対し1人の介護スタッフが配置されているという点は同じですが、有料老人ホームではそれ以上の人数の介護スタッフを配置し、手厚い介護体制を敷いているところもあります。

食事へのこだわりを売りにするところや、リハビリテーションに力を入れるところなどもあります。

有料老人ホームの条件・費用

入居条件:自立・要支援1~要介護5
入居一時金:0~数千万円 ※施設により異なる
月額費用:15~40万円 ※施設により異なる
居室タイプ:個室
居室面積:13㎡以上
特養と比べると待機者は少ないため比較的入居しやすい。

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特別養護老人ホームと介護老人保健施設の違い

特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健)は、どちらも介護保険を利用して施設に入居し、介護サービスを受けることができる介護保険の施設介護サービスのひとつです。

しかし、その役割やサービスは異なっています。

特別養護老人ホーム
介護を受けながら長く生活をする施設。
亡くなるまで利用できる(終身利用)。

介護老人保健施設
介護を受けながらリハビリをして在宅復帰を目指す施設。
3ヶ月~6ヶ月程度の一定期間で退去することが前提。
特養と比較して空室があり入居しやすいが、終身利用はできない。

特別養護老人ホーム(特養)の条件・費用

中~重度の要介護高齢者が身体介護や生活支援を受けて居住する施設
要介護3~5(原則)
介護を中心とした自立支援
居室、浴室、トイレ、食堂など生活に必要な設備が中心
入居一時金:なし
月額費用:8~13万円
終身利用
入居待機者が多く数ヶ月以上待つ場合がある。

特別養護老人ホームには、広域型特別養護老人ホームと地域密着型特別養護老人ホームがある

地域密着型特別養護老人ホームとは、介護保険法改正に伴い2006年に新設された地域密着型サービスの一つです。

入居定員が29名以下の小規模な施設で、原則として施設がある市町村に居住する人だけに利用が限定されています。

敷地は小規模で済みますので、住宅街などに建設しやすく、元々住んでいた地域とのつながりを維持しやすいという特徴があります。

広域型特別養護老人ホームは従来の入居定員29名以上の特養で、入居要件は設置する市町村に限定されず、どこの居住者でも入居可能です。

介護老人保健施設(老健)の条件・費用

要介護高齢者にリハビリ等を提供し在宅復帰を目指す施設
要介護1~5(原則)
医療ケアとリハビリ
居室や生活に必要な設備に加え、リハビリに重点を置かれた設備が充実
入居一時金:なし月額費用:9~20万円
原則3ヶ月
特養と比べると待機者は少なく比較的入居しやすい。

実際には、特養の空きを何年も待っていて、老健を待機に使用されている方もみえるようです。

おそらく、特養の空き待ちに何年もかかるというのは、家族が無理なく頻繁に訪問できる地域の特養に狙いを定めると、何年も待つようになるということなのではないでしょうか。

我が家のケースのように、遠方になってしまってもかまわないのであれば、空きのある施設に2,3ヶ月以内に入居できる場合もあるようです。

伯母の入居していた特養の例

運営方針
日常生活において常に介護を必要とし、在宅で適切な介護を受けることが困難な方の生活の場です。

日常生活(食事、入浴、排泄)の介助や健康管理のほか、機能訓練やレクリエーションなどのサービスが受けられます。

となっています。

1人部屋、2人部屋、4人部屋があったようです。
食事は入居者の体調や持病などに合わせた選択食や季節の行事食があり、また、食事の開始時間も選択でき、各入居者の状況によってはゆっくりと食事をとることができたようです。

機能訓練指導員の指導もあり、それぞれの状況によっては日常生活を送るために必要な訓練を実施したり、寝たきり防止のためできる限り離床に配慮します、とあります。

介護保険でここまでやっていただけるのはありがたいですね。

短期入所者、身体障害者のショートステイも受け入れているようです。(要介護1以上)

特養の費用一例は下記をクリック
特養ホームの費用一例

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利用していた特養のメリット・デメリット

叔母が利用していた特養の長所は、

・費用が安いこと

・すぐに入居できたこと

・提携する病院がすぐ近くにあって、入院する必要があるときにはすぐに入院できたので本人にとって負担が小さくすんだこと

です。

デメリットは、とにかく遠かったことです。

急いで入居させなければならなかったため、遠い近いを言っている余裕はありませんでした。

伯母は認知症でひとり住まいという状況のため、緊急性を考慮していただけたのかもしれません。

しかし、空きのある施設を紹介されため、我が家から新幹線、タクシーを含め片道4時間近くかかる距離となってしまいました。

しかも、1回行くのに交通費は往復で1万円程度かかるため、何度も行くことはできませんでした。

頻繁にお見舞いに行きたい方は、遠方の施設を選ぶのは現実的な選択ではないでしょう。

介護士さんはエンターテイナー

私の知人に介護士さんがいるのですが、とてもレクリエーションに力を入れている施設らしく、季節の行事のあるごとに、本職の芸人さんのような衣装を身にまとって、お芝居などを披露されているようです。

日々の介護で忙しい中、衣装も手作り、そしてお芝居の練習もと、頭の下がる思いです。

また、入居者さんたちが工芸品などを製作するレクリエーションもあるようで、お店に出しても遜色ないのでは?と思うほどクオリティの高いランプなどを製作されていました。

施設に入居されているお年寄りも、こうして生き生きとしたセカンドライフを送っておられるようでほっとします。

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