認知症老人の家の捜索とお墓について

認知症老人の住まいを大捜索

前の記事に書きましたように、伯母が認知症とわかってから父が亡くなるまでの半年間、父は伯母のために介護サービスを手配したり、それと並行して住まいを捜索したりしました。

その結果、年金手帳、保険証、印鑑や預金通帳など最低限必要なものは見つかり、父が管理するようになりましたが、遺言状などはありませんでした。

スポンサーリンク




お墓について

伯母にしてみれば、資産家でもなく子供もないのだから、遺言状など作成する必要があるとは思わなかったのでしょう。

しかし、伯母が認知症となった今、旦那さんと同じお墓に入りたいのか、どこに埋葬されたいのかなど伯母の意思もわからなくなってしまいました。

それどころか、伯母の旦那さんのお墓がどこにあるかが最後まで誰にもわかりませんでした。

伯母の旦那さんは何十年も前に亡くなっており、どこに埋葬されたのかは祖母と伯母しか知りません。

祖母ももう亡くなっていますし、伯母はそれをどこにも書いておかなかったので、一体どこに埋葬されているのかわからずじまいとなってしまいました。

祖父母のお墓は以前はあったのですが、もう墓じまいされていました。

祖母が亡くなった後、もう管理できる人もいなくなるからと、伯母自身が墓じまいをしてお墓のあったお寺に永代供養していました。

では、そのお寺に伯母さんも入れればよいのでは?と思われるかもしれませんね。

祖父母と同じお寺での永代供養は高額な費用がかかるので、仮にそうしようとした場合、伯母の遺した資産では全然足りないのです。

各相続人が、多額の費用を分担して負担しなければならなくなってしまいます。
これでは誰も納得しないでしょう。

スポンサーリンク




伯母は結局、お世話になっていたホームのすぐ近くにある霊園に納骨されることになりました。

しかし、結婚していたのに夫婦別々の墓に眠ることにしてしまったのはこれでよかったのか、今でも少し引っかかっています。

私としてはできる限りのことはしたつもりなので、伯母が理解してくれることを祈るばかりです。

片付けすぎも考えもの

今にして思えば、私もその「片付け・捜索活動」に参加していたらという思いもあります。

父は、私なら取っておくようなものも捨ててしまったかもしれないですね。

でも、その当時伯母の住まいは父の聖域のようになっていたので、ちょっと立ち入れなかったです。

毎日のように20万引き出していたとされる時期の通帳も含め、古い通帳はすべて父が捨てるか、紛失してしまっていました。

私が司法書士さんから引き継いだのは、最後の1冊の通帳だけです。

これはちょっとまずい対応だったのではないでしょうか。
父は、まさかそのことで後で誰かにつっこまれるとは思っていなかったのでしょう。

伯母が認知症になってから接触があったのは父と母だけで、伯母が自分でお金をなくしたことを証明できる外部の人はいません。

通帳をなくしても、銀行に取引記録を照会することができるそうです。

記録が何年間保存されるのかは、銀行によって異なるかもしれません。

しかし、時間がたってからそのような照会をかけること自体、相続人の間に争議が起きていると銀行に疑われる元になるでしょう。

そのようなことは、できればしないですむにこしたことはないのです。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です